![2014年3月4月 映画まとめ]()
▼2014年の映画を振り返る(3月・4月編)「アナ雪」旋風が映画業界を席巻していた3月4月ではあるが
洋邦で今年を代表する良作がいくつも公開された豊作の時期でもあった。
ドラマ派生の映画が幅を利かせる邦画は
「大人ドロップ」のような作品が埋もれてしまう一方で
口コミ効果によって「白ゆき姫殺人事件」がスマッシュヒットしたのが嬉しかった。
2014年度の年間映画興行ランキングTOP10は以下の通り。
01位「アナと雪の女王」(254億7000万円)
02位「永遠の0」(87億6000万円)
03位「STAND BY ME ドラえもん」(83億8000万円)
04位「マレフィセント」(65億3000万円)
05位「るろうに剣心 京都大火編」(52億1000万円)
06位「テルマエ・ロマエII」(44億2000万円)
07位「るろうに剣心 伝説の最後編」(43億3000万円)
08位「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVlE」(42億6000万円)
09位「名探偵コナン 異次元の狙撃手」(41億1000万円)
10位「ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~」(35億8000万円)
毎年のことながらコミック原作と子供向けアニメが大半を占める中で
「永遠の0」の2位は大健闘だが、何故こんなものがという思いも捨て切れない。
<3月1日公開>
劇場版「猫侍」ドラマファン用のグッズ的な作品。映画未満。
魔女の宅急便ジブリ(宮崎駿)の凄さを間接的に知らしめる実写化。
原作者のお墨付きながらアニメ版には遠く及ばず。
マチェーテ・キルズ「グラインドハウス」から生まれた「嘘から出たまことヒーロー」
怪力バカなマチェーテの第2弾。
バカバカしさと無駄な豪華さは前作比120%に増量するも興収は惨敗。
しかし、マチェーテはこれでいいのだ。
コケてもめげるなロドリゲス。次は本当に宇宙にいってくれ。
愛の渦都会の片隅で毎夜繰り返される、性の宴を描いたドラマ。
乱交パーティが題材のためセックスシーンてんこ盛りで18禁も納得の露出ぶりだが
隔離された空間の秘め事にしては皆どこか大人しい。
実際はこんなもんではないはず。
若手ホープの池松壮亮と門脇麦は良くぞこれに出た。出ただけで敢闘賞。
<3月7日公開>
銀の匙 Silver Spoon「麦子さんと」の吉田恵輔監督のメジャー進出第1弾。
人気コミックの実写化だが、吉田監督らしさはちゃっかり残している。
ジャニーズながら中島健人はなかなかのハマり役だった。広瀬アリスのどっしり感も良し。
それでも夜は明ける1841年にワシントンD.C.で誘拐され、12年間に渡る奴隷生活を強いられた
実在の人物ソロモン・ノーサップの手記「Twelve Years a Slave」の映画化。
監督は「SHAME」で世界から注目された新鋭スティーヴ・マックィーン。
本作が長編デビューのルピタ・ニョンゴが助演女優賞を獲得した。
リンカーンが奴隷解放宣言を出す1862年まで常識としてまかり通っていた
奴隷制度と黒人差別の歴史について、これまで何度も映画で描かれてきたが
本作が決定的に異なるのは主人公のソロモン・ノーサップが
最後まで「間違われた人物」だと自覚している点である。
12年間の奴隷生活は彼にとって「信じられない不運」であり
この出来事がなければ、後に差別撤廃運動をサポートすることも無かったろう。
そう考えると、もしかしたらスティーヴ・マックィーンは
黒人による黒人差別までを視野に入れてこの映画を撮ったのではないだろうか。
黒人主導の白人批判ではなく、黒人主導の無自覚批判こそが主題のように思える。
拷問のシーンなどはちょっとしたホラー映画を超越するレベルであり
タランティーノ監督の「ジャンゴ」ほどのエンタメ性もなければ
「大統領執事の涙」ほど万人向けの作品でもない。そこだけ注意。
偉大なるしゅららぼん万城目学原作の同名原作を濱田岳と岡田将生で映画化。
ストーリーは「鴨川」と「トヨトミ」のミックスといった感じ。
濱田岳や深田恭子といったキワモノ的なキャラクターにおろおろしながら
少しずつ日出家の人間と馴染み、能力を覚醒させてゆく岡田将生がハマり役。
指導役の貫地谷しほり、長年日出家で船頭を務める笹野高史もぴったり。
過度の期待さえしなければまずまず。
パズル今年、山田悠介原作を2本続けて映画化した角川映画は2本ともアタリ。
「箱入り息子の恋」の夏帆と「日々ロック」の野村周平主演による本作は
スプラッター色の強い学園スリラー。
「先生を流産させる会」で話題をさらった内藤瑛亮を抜擢しただけあり
音楽も演出も何もかもがメジャーに迎合しない尖ったセンスでかなりツボ。
<3月14日公開>
アナと雪の女王今年の顔と言っても過言ではない特大ヒット作。
オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~最近は悪役も嬉々として演じていたりする
御歳78才の名優ロバート・レッドフォードがたった独りで演じ切る海洋サスペンス。
船体の修復から貴重品の退避まで、漂流中のコンテナに激突された
クルーザーの持ち主が、刻々と変化する状況に合わせて対応する姿に手に汗握る。
台詞もほとんどなし、効果音は波の音に最小限のBGMと、
無駄を削ぎ落とした構成力・演出力も素晴らしい。
あなたを抱きしめる日までヘレン・ミレンをアカデミーの主演女優賞へと導いた傑作「クィーン」の
スティーヴン・フリアーズ監督がジュディ・デンチを主演に迎えて撮ったドラマ。
生き別れの息子を50年間想い続けて来た母親が一念発起で息子を捜す旅に出る。
バラバラになった母娘の関係を描いた映画「愛する人」は
両者の現在をザッピングしながら距離を縮めていく手法をとっていたが
こちらは母親がひたすら息子の消息を追い求めるロードムービー形式。
生き別れになった原因も悲劇なら中盤で明らかになる事実も悲劇なのだが
主人公フィロミナは道中で何度も何度も笑顔を見せてくれる。
彼女が愛すべきおばあちゃんになるまでにどれほどの苦しみがあったのか。
憎むべき相手に「赦します」と語りかけるデンチの表情の向こうに
劇中で語られないフォロミナの人生が透けて見えるようだった。
カトリック教会の理不尽さを糾弾する映画は何本もあるが
本作は「赦し」を前面に押し出すことでコメディとしての余地を残し
そのことが結果的に痛烈なメッセージにもなっている。
<3月21日公開>
LIFE!/ライフ1947年の映画「虹を掴む男」をベン・ステイラーの監督&主演でリメイク。
主だったヒット作がほぼコメディだったベン・ステイラーが
(少なくとも私にとっては)初めて二枚目的な魅力を開花させた作品。
土台は67年前の作品なのでストーリーは古典の部類だが
紙の媒体がデジタル時代をどう生き抜いていくかという
現代的な問題をさりげなく取り込んでいたり、アレンジがスマートで違和感がない。
目立たない、呆れるほど単調な日々の繰り返しだったとしても
それが誰にも評価されなくても、どこかで誰かが必ず見てくれている。
過大な評価でなくていい、「見てるよ」と言ってくれるだけで
明日からまた頑張ろうという気持ちが沸いて来る。
そうやって私達の世界は回っているのだ。
世界中の「普通の人」が少しだけ人生に前向きになれる良作。
LEGOムービー日本では「アナ雪」の余波を最も受けたであろうファミリー向け映画の傑作。
たくましい子供の想像力を絶賛しつつ
そこを通ってきたはずの大人にも「ねぇ、思い出してごらんよ」と語りかける。
子供は子供の目線で、大人は大人の目線でそれぞれに楽しめるよう作られている。
「子供の想像力を伸ばす玩具」として「大人の自己満足を満たす装置」として
全世代に愛されるレゴブロックの商品コンセプトを
これほど完璧な形で映画にするためには
製作者によほどのレゴ愛が無ければ無理だったろう。
後半の展開はある意味で禁じ手なのだが、レゴと実写が混ざり合うことによって
物語は大感動のエンディングへと着地するのである。
ウィル・フェレルがキャスティングされている意味が最後の最後で分かった。
まいった、これはやられた。
神様のカルテ 2冒険の少ない続編。それ以上でも以下でもなし。
フルートベール駅で黒人差別を扱った作品の多かった2014年の中でも
これはとくに身近で起こった小さな事件がベース。
2009年1月1日、新年を迎えて沸き返るオークランドのフルートベール駅で発生した
白人警官による黒人青年の射殺事件を描いたドラマ。
現場に居合わせた乗客達が携帯で動画撮影し、
完全な無抵抗状態だったことからアメリカ全土に衝撃が走った事件。
主人公の青年オスカーを演じたのは「クロニクル」の友人役で注目を集めた
マイケル・B・ジョーダン。彼の演技がまた素晴らしい。
「大統領の執事の涙」で好演したフォレスト・ウィテカーが製作に参加し
「ヘルプ 心がつなぐストーリー」でオスカーを受賞した
オクタヴィア・スペンサーが出演しているのは
黒人差別を扱った作品で名を馳せた二人ならでは。
史実に名を残す事件でもないし、有名人の訃報でもない。
でも、現代のアメリカでは日常的にまだこんなことが起きているんだよと、
この作品は静かに語りかけている。
ワン チャンスオペラに興味のない方も名前ぐらいは知っているであろうポール・ポッツ。
一介の携帯電話販売員が、オーディション番組への出演をきっかけにして
一夜にして世界的人気を誇るオペラ歌手へと変貌した
奇跡のエピソードを映画化したもの。
監督は「プラダを着た悪魔」のデヴィッド・フランケル。
日本では受け入れられ易い普遍的な夫婦の物語であり万人向けの佳作。
ウォルト・ディズニーの約束ディズニークラシックの中でも特に高い人気を誇る
名作「メリー・ポピンズ」が完成するまでの過程を
原作者P.L.トラヴァースとウォルト・ディズニーの交流を通して描くドラマ。
ウォルトはトム・ハンクス、トラヴァースはエマ・トンプソン。
名作映画の誕生秘話を描く再現ドラマ方式の作品が増えているが、
本作はその系譜の中で最上クラスの出来映え。
資金難に陥っていたトラヴァースがそれでも「メリー・ポピンズ」の
映画化に首を縦に振らなかったのは何故なのか。
最終的に何故受け入れることが出来たのかを追うことで
ディズニーの制作スタイルやウォルトの温かな人間味が垣間見える。
気難し屋であり、人一倍寂しがり屋でもあるトラヴァースを
完璧に演じ切ったエマ・トンプソンが絶品。
今後何年にも渡って人々に支持されるであろう作品。
<3月29日公開>
白ゆき姫殺人事件スマホ1台あれば世界中の誰とでも簡単に繋がることのできる
時代だからこそ生まれた、ソーシャル時代のミステリー。
原作は「告白」「Nのために」の湊かなえ。
思春期特有の残酷さをリアルに描き出す湊かなえの世界を中村義洋監督が映画化。
主演は井上真央、綾野剛。
共演には、映画初出演となる菜々緒、金子ノブアキ、小野恵令奈、谷村美月、
染谷将太、蓮佛美沙子、貫地谷しほりなど。
自己顕示欲に駆られてうっかり流したツイートが見知らぬ誰かの目に留まり
あっという間に拡散され、歪んだ正義が暴走する恐ろしさ。
天誅のつもりなのか、単なる憂さ晴らしなのか
膨張した正義(悪意)はいつしか事件の真相すら脇道へと追いやり
疑わしいだけの人物をとことんまで追い詰めて丸裸にする。
ミステリーとしての組み立ては平凡で、後半腑に落ちない箇所もあるが
安直なネット批判、引きこもり叩きで終わらせず
「本当の関係はどこででも築ける」と結論づけた点で傑作認定。
チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像ドラマの最終回をわざわざ映画でやりました。以上。
<4月4日公開>
大人ドロップ今年は大忙しだった池松壮亮の出演作の中では地味な方だが、
作品の完成度でいえばこちらがトップクラスではないかと思う青春映画。
2007年に発表された樋口直哉の同名小説の映画化で、
監督は「荒川アンダー ザ ブリッジ」の飯塚健。
共演は橋本愛、小林涼子、前野朋哉など。
「若気の至り」を遥か彼方に置き去りにしてきた私にとって
取るに足らないことで死ぬほど落ち込んだり
たった一言を口に出せないまま貴重な青春を浪費する
本作の登場人物達はとても眩しく、羨ましい。
思わぬ掘り出し物だったのが、同級生の野中春を演じた小林涼子。
勝ち気な表情と態度の裏に、実はあどけない少女の顔も持っている春を好演。
本作をきっかけに今後出演作が増えてくる気がする。
アデル、ブルーは熱い色2013年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得した女性同士の恋愛映画。
終わりがないと言われる女性同士のセックスを再現するかのように
執拗に続くベッドシーンを演じたレア・セドゥの度胸に感服。
ただし3時間(179分)あるので観るなら相応の覚悟が必要。
サクラサク痴呆の始まった父親をどう家族全員で支えていくかを描いたドラマなのだが
さだまさしの書く小説はいつも過度の性善説と御都合主義が満載で
くらくらしてしまうのだが、これもそのパターン。お年寄りには良いのかも。
<4月11日公開>
パラノーマル・アクティビティ/呪いの印低予算から始まった大ヒットホラーの番外編。
少しだけ本編のストーリーとリンクしているので見たが
カメラワークがシリーズ中一番ぐらい酷く、画面酔いで吐き気必至。
よほど三半規管の強い監督なのか。単に馬鹿なのかどっちだ。
ワールズ・エンド/酔っぱらいが世界を救う!ライトなコメディを撮らせたら天下一品のエドガー・ライト監督が
お馴染みサイモン・ペッグ&ニック・フロストと共に作り上げた最新作。
いい歳したおっさん達の同窓会的なムードで進みながら
劇中の人物に酒が入った頃合いを見計らって突然SFにハンドルを切り
そこからははちゃめちゃのダッチロールで愉快。
往年の名作SFへのオマージュもしっかり入れてある。
クローズEXPLODE「ごちそうさん」で上がった株をどんどん下げていく
東出昌大の「いつまで高校生?」三部作の第1弾。(「寄生獣」「アオハライド」)
三池版「クローズ」2作と比較してもスケールダウンは否めず。
アクト・オブ・キリング1965年から66年にかけてインドネシアで起こった
大量虐殺事件の当事者にカメラを向けたドキュメンタリー。
100%リアルなドキュメンタリーかどうかの判断は私にはつかない。
しかし、無自覚に多くの人を殺め、英雄と讃えられていい気になっていた男が
逆の立場を疑似体験しただけで簡単に壊れてゆく様と
恐怖に打ち震える表情のリアルさに嘘はなかったと思う。
セル版Blu-rayは一部劇場で公開された、劇場公開版より40分以上長い
「オリジナル全長版」が収録されている。
<4月18日公開>
8月の家族たちピューリッツァー賞とトニー賞をW受賞したトレイシー・レッツの舞台劇を
メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ユアン・マクレガーら
多彩なキャストで映画化した家族ドラマ。
母親を気遣うほど金銭的にも精神的にも余裕のない娘達と
キツく当たることしか出来ない母親との不毛な言い争いを描いているようだが、
序盤はただひたすらヒステリックに悪態をついていたように見えた母親が
終盤では実は誰よりも家族を良く見ていたことが分かってくる。
メリル・ストリープの独壇場かと思いきや
今回は長女のジュリア・ロバーツが好敵手として奮闘し
珍しく弱気な青年役のベネディクト・カンバーバッチも味がある。
映画は何よりもまず芝居だと思う方なら絶対にお薦め。
そこのみにて光輝く2014年は陰鬱とした生活を送る若者を描く作品がとにかく多かった。
特に印象深いのが「愛の渦」「私の男」「そこのみにて光輝く」の3本。
主演は綾野剛、池脇千鶴。共演は菅田将暉、伊佐山ひろ子など。
苛立ちや悔しさを表に出さず、呑み込んでやり過ごそうとする人物ばかりの中で
唯一ストレートにぶちまける菅田将暉が浮かび上がってくるのは計算なのだろうが
放っておいても目立ってしまう人物を菅田が上手く演じ過ぎているのが惜しい。
その存在感はメインであるはずの綾野&池脇のストーリーすらも侵蝕し
映画全体のバランスを若干崩しているように私の目には映った。
菅田は言わば「舞台あらし」(@ガラスの仮面)である。
池脇はこの手の役をやらせると天下一品。
幼さを残しつつ大人の色香を醸し、身体を汚しても心までは汚さない。
今日本でこの役を出来るのは池脇ぐらいだろう
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー「アベンジャーズ」ファミリーのリーダーを務める
スティーブ・ロジャーズの新たな物語。
前作「ファースト・アベンジャー」のラストで70年の長き眠りから醒めたスティーブが
巨大な地下組織として国の根幹にまで侵蝕するヒドラを追う。
少し古臭さを残していた前作に対し、本作では完全な「アベンジャーズ」の系譜に。
スカーレット・ヨハンソンの演じるブラック・ウィドウと
事実上の二枚看板制をとり、さらに駄目押しでファルコンまで配置する周到ぶり。
スピンオフ作品の中では突出した完成度と言えるだろう。
ロバート・レッドフォードの悪役ぶりも楽しい。
チョコレートドーナツ一組みのゲイ・カップルがダウン症の子を引き取り
正式な養育権を得る為に法廷で闘う姿を描いた感動作。
主演はトニー賞も受賞した経歴を持つアラン・カミング。
共演は「LOOPER」のギャレット・ディラハント、
ダウン症に生まれながら役者を目指して頑張っているアイザック・レイヴァ。
「血の繋がった家族の中で起こるドラマ」ではなく
「家族とは何かを問うドラマ」。
同性愛者への憎悪にも近い差別意識が渦巻く1970年代の社会において、
自分達が晒しものになる覚悟でマルコの親権を主張し続ける二人と、
法律を悪用してでもルディ達(ゲイ)を社会から抹殺せんと躍起になる人々。
その嫌悪感の正体を思う時、「それでも夜は明ける」にも通じる恐怖を感じた。
やるせない想いになる作品ではあるが、映画好きならば見逃してはいけない。
<4月25日公開>
アメイジング・スパイダーマン 2マーク・ウェブ監督&アンドリュー・ガーフィールド主演で
再スタートを切った新生「スパイダーマン」の第2弾。
軽妙なテンポで進む前作の枠組みを踏襲しつつ、
キャラクターの掘り下げ、ドラマ、アクションの全ての面でパワーアップしている。
知名度の急上昇に生身のピーターが追いついていないもどかしさこそが
「アメイジング」シリーズの序章の肝であり、原作に忠実な「ある別れ」によって
学生気分の抜けないピーターは未熟なヒーローから卒業する。
前作で描き切れなかったピーターの両親の死の真相にも言及したり
母代わりとして育ててきた叔母の愛情にもスポットがあてられるなど
ピーター周辺のキャラクターは前作よりぐっと掘り下げされていて好感。
テルマエ・ロマエII同じことを2回やってどうする。飽きた。
相棒 -劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へドラマのスペシャル版をわざわざ劇場で公開しました。
上島ジェーン ビヨンドダチョウ俱楽部上島がサーフィンに興じる姿を描いたフェイクドキュメンタリー。
全編ぬるい雰囲気で進行する映画未満のC級作品だが憎めない味もある。
野呂佳代がリーダーを務める「九十九里ッターズ」の曲が何気に良い曲で笑った。
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